米国株投資で億リーマン2号

アメリカ米国株で30歳400万円から50歳2038年までに総資産1億円を目指すサラリーマンの記録です。億り人のサラリーマンに向かってGO!!

【本】『オニールの成長株発掘法』成長株バイブルその2CAN-SLIM

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2号です。

 

本のご紹介です。成長株投資法研究第2弾。

 

 

『オニールの成長株発掘法』

『オニールの成長株発掘法』は凄腕投資家ウイリアム・J・オニールの投資本です。「インベスターズ・ビジネス・デイリーhttps://www.investors.com/」の創立者で、20019年現在85歳。

 

成長株投資法研究第2弾。こちらも成長株投資では超名著。

ミネルヴィ二を読んだだけで成長株を理解した、なんて甘いことは言いません。もちろんミネルヴィ二とオニールの極意を理解したとも思っていません。それでも、新たな手法に触れることは、投資家としての成長に繋がると信じています。

 

 

 

なんとこちらも同じくA4用紙10枚の書き起こしからの超抜粋版となります。


【第1部】勝つシステム

いきなり過去の大化け銘柄チャート100本ノック。習うより慣れろ、初心者は質より量は、どんな分野でも同じです。

 

チャートによる買いのタイミング「取っ手付きカップ

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15~30週で作られ、パターンの高値(カップの頂点)から安値(カップの底)の調整幅は12~33%。ベースパターンが形成される前に30%上昇トレンドがある。取っ手の部分は全体のベース構造の上半分に1~2週間以上かかって形成され、その幅は高値から8~12%以内で、極端な薄商いになることがある。

 

ピボットポイント

1日当たりの出来高は通常に比べて50%以上は増える。それは、プロの機関投資家の買いが入ったから。

あなたの投資目的は、最安値で買うことでも、底値付近で買うことでもなく成功する可能性が最大になる正しいタイミングで買い始めることにある。

 

 

高値における株式供給

 下降トレンドの後に株価が上昇するとき、高値付近で強い抵抗を受ける。このように抵抗が起こるのは、以前にその株価付近で買った投資家がいることを示している。このような投資家は、自分が買った水準まで株価が回復したところで売ろうと待ち構えている。高値における株式供給があった水準を切り抜けることができた銘柄は、たとえ高値で推移していても安全。大きな供給を吸収して高値抵抗線を超えるに足りる需要があることを証明している。

 

オニール銘柄の代名詞『CAN-SLIM』

 

C = Current Quarterly Earnings

当期四半期のEPS(一株当たり利益)と売り上げ。EPSが上昇していること。少なくと も18~20%、できれば40~100%、あるいは200%以上が好ましい。上昇率は大きければ大きいほど良いが、さらに最近の四半期のどこかの時点で、加速的に上昇していること が必須である。同様に、四半期売り上げも加速的に上昇しているか、25%以上上昇している べきである。

A= Annual Earnings Increases

年間の収益増加。過去三年間、毎年大きな収益増加(25%以上)を続け、ROE(株主資 本利益率)は17%以上(理想は25~50%)であること。ROEが低すぎる場合は、税引き前利益が高いことが必須である。

N = New Products, New Management, New Highs

新製品、新経営陣、新高値。新製品や新サービス、新経営陣、あるいは産業状況に見られた 新たな変化などを探す。何よりも重要なのは、正しく形成されたベースから抜け出て新高値を 付け始めた銘柄を買うことだ。

S= Supply and Demand

株式の需要と供給(重要ポイントで株式の需要が高いこと)。現代のニューエコノミーにおいては、総資本の規模に制限はない。ただし、CAN SLIMのすべてのルールに適合していることが必須条件である。適切に形成されたベースから抜け出るときに出来高が増加する銘柄を探すのだ。

L=Leader or Laggard

主導銘柄か、停滞銘柄か。マーケットを牽引する主導銘柄を買い、停滞銘柄は避けること。 特定の分野や地域で首位を行く企業の株を買うのだ。ほとんどの主導株は、レラティブストレ ングス指数が80~90以上、総合評価も強気相場ならば90以上になる。

I= Institutional Sponsorship

機関投資家による保有機関投資家による買いが増加している銘柄を買うこと、そして少な くとも最近の投資成績がトップの投資信託マネジャー1,2人が買っている銘柄を選ぶことで ある。さらに、経営陣が自社株を所有している企業を探すと良い。

M = Market Direction

株式市場の方向。日々の平均株価と出来高の動き、および個々の主導銘柄の動きを正確に読み取り、マーケット全体の方向性を判断する方法を学ぶこと。これにより勝ち組に入れるか、 それとも負け組で終わるのかが決まる。常にマーケットの動きを把握することが重要である。

 

大きな成功を収めた人々は、大きなうぬぼれを持たず、決断力のある人たちだった。投資というのは、昨日や6週間前に自分が行った言葉の正しさを証明する場所ではなく、完全に客観的になりきってマーケットが出すサインを読み取ることなのだ。
投資を成功させるたった一つの方法は、市場の平均株価からマーケットの入口と出口を読み取ることである。決してマーケットに逆らってはいけない、人間はマーケットには到底かなわないのだから。

 

【第2部】最初から賢くあれ

利益確定と損切りの比率を三対一くらいにしておくのが理想。20~25%の利益を得るなら、損失は7~8%で抑える。すべて 自動的に素早く損切りをする。例外はなしである。個人投資家ならば、買値から5%下落したらポジションを半分売り、10%下落したら残りの半分も売ること。

 

株式市場で大きく勝つための一番の秘訣は、毎回正しい判断を下すことではない。間違った判断を下したときにできるだけ損失を抑えることなのだ。どうしたら自分が間違った判断をしたと分かるのだろうか? 答えは簡単だ。株価が 買値を下回ったら、である!
大きな損失を放っておくと、まともな思考ができなくなる。感情的になる。だから躊躇なしに売らなければならない。様子見でもう数日待ってみることも、株価が再び上昇を始めるかもしれないと希望を持つことも、その日の市場の引けまで待つ必要もない。
どんな銘柄を買ったにしても、われわれの売りのルールにきちんと従っていれば、最大のリスクは8%ですむのだ。大きな損失を出して打撃を受ける前に損切りをするべき重要な理由がもう一つある。それは今後の決断力と勇気を失わないためである。

 

銘柄選択の技術を向上させるには、相当の努力が必要だ。その銘柄をいつ、どのように売るかを知るには、さらなる努力が必要である。株を正しく売るのは買うよりも難しく、人々の知識が最も不足している分野なのだ。これを正しく行うには、損切りルールと、そのルールを素早くためらうことなく実行するための規律が必要である。

 

あなたはその商品を売る商人であり、利益を実現するには買った商品をうまく売らなければならない。株を売る最良の時期とは、株価が上昇して、これからも上昇し続けるとだれもが疑わないときなのである。天井で売ることはまず無理だと割り切って
売ったあとに株価がさらに上昇しても自らを責めない。株式投資の目的は、大きな利益を生んでそれを確定することであり株価が上昇して強くなったからと興奮したり、楽観視したり、欲を出したり、我を忘れることではない。

 

新しい相場サイクルになると必ず生まれる新しい主導銘柄を常に把握しなければならない。これは歴史が裏付ける事実である。
マーケットは少しずつ新リーダーを変えながら進化し、それによってアメリカは成長を続ける。そしてそのような新たな企業があなたがた投資家に新たなチャンスを与えてくれるのだ。

 

ある銘柄の活躍ぶりがあまりにも明らかでだれの目にも素晴らしく映るときというのは、その銘柄を買える人はもうすでに買っていると確信していいだろう。
忘れてはならない。 株式市場においては、多数の意見が正しいことはほとんどないのだ。株式市場で勝つには、全体を見渡す力と規律、そして何よりも自らを制する心構えが必要である。


【第3部】飽きたので割愛

最後に、これまでのまとめが書かれている。

勇気と前向きな気持ちを持ち、けっしてあきらめてはならない。

アメリカでは素晴らしいチャンスが毎年生まれている。アメリカ最強!とトランプばりの愛国心で締め。笑

 

最後に感想

CAN-SLIMを用いた明確な銘柄検討と、チャートと出来高に基づく適切なポイントでの買い。特に売りに関してはもう一度読んで理解していきたい。

先日アップしたミネルヴィニと共通した考え方が非常に多く、体系化されている手法であることが大きな発見でした。今後はこの2冊をミックスして自分のルールを作成していきます。

 

 

ミネルヴィニ本はこちら。

okuriman2go.hatenablog.jp

 

 それでもやっぱり長期投資はの人はシーゲルの赤本を。

okuriman2go.hatenablog.jp

 

というわけで今年の目標を一つクリア

okuriman2go.hatenablog.jp