米国株投資で億リーマン2号

アメリカ米国株で30歳400万円から50歳2038年までに総資産1億円を目指すサラリーマンの記録です。億り人のサラリーマンに向かってGO!!

【本】『ミネルヴィニの成長株投資法』成長株バイブルその1

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2号です。

 

本のご紹介です。成長株投資法研究第1弾。

 

 

『ミネルヴィニの成長株投資法』

『ミネルヴィニの成長株投資法』は今も健在の凄腕投資家 マーク・ミネルヴィニの投資本です。twitterもやってます。

twitter.com

 

 配当再投資戦略を掲げる投資家にとっては、対極にある成長株への投資法かもしれません。しかし、何事も偏った思考ではうまくいきません。また、こういった投資に関しても挑戦してみて、自分に合った投資手法を探していきたいと考えています。

 

ちなみに、 この記事を書くために、重要な点を書き出したらA4用紙10枚もの量になっていました。そのため、これは超抜粋版です。

【序盤】心構え

成功するためには、最終的には自分が納得するひとつの手法に落ち着く。最も重要なことは、トレード法とその執行に関する自分の考えを確立して、それを洗練させることに集中することだ。戦略は重要だが、自分のルールを理解して、それを当てはめて従う規律を持つことほど決定的な重要性はない。

 

【中盤の前半】指標の使い方

PERについて

PERは投資家の期待値を表すセンチメント尺度で、高い銘柄から候補を探す。指標自体の重要性は低い。

4つのステージの考え方

横這いの第1ステージから、上昇が始まる第2ステージへの転換期を狙う。

トレンドテンプレート

『現在の株価>50日>150日>200日移動平均線
200日移動平均線は、1か月以上上昇トレンドにある
現在の株価は、52週安値よりも少なくとも30%高い
現在の株価は、52週高値から少なくとも25%以内にある、新高値に近いほど良い
この基準を満たさなければ、その銘柄を検討しない

 

さらに、上昇のときに急増する出来高押し目の時に少ない出来高。商いを伴って下落した週よりも、商いを伴って上昇した週のほうが多い。

 

天井圏となる第3ステージから第4ステージ下降へ
ボラティリティは著しく高まり、株価の動きは目に見えて不安定。ポジティブサプライズが続き、業績予想は絶えず引き上げられてきが、その予想が高すぎて上回るととができなくなる。

 

【中盤の中盤】先導株とその業績

市場トレンドを先導するセクターの中でも売上と利益が上位3位以内である。その市場が急成長しており、その成長が早すぎて、アナリストも正確に評価できない。そのため、絶えずコンセンサス予想を上回る。強気相場の初期に、新高値付けている銘柄がそれにあたることが多い。

 

買い候補は、直近の四半期だけでなく、過去2~3四半期の利益も伸びている会社に絞る
。最低でも20%、できれば30?40%の増益を発表する企業。
『コード33:売上高、利益、利益率の3つが3四半期連続で加速している状況』

 

株式市場が全般に下げる中でもっともよく持ちこたえて、新たな強気相場の最初の4~8週間に安値から抜けて、新高値を付ける銘柄は真の先導株であり大幅に上昇できる。上昇相場だけでなく、下落相場も先導する。急成長した先導株の1/3は、その後の下落で上昇幅のすべてを失う諸刃の剣。

 

【中盤の終盤】チャート

チャートは、買い手と売り手が集まって競売しているときに何が起きているのかを目に見える形にしたものだ。カギは、株価がどう動くのか知っておくことで、予測することではない。逆に言えば、予想通りの値動きをしなければ危険である。

 

ボラティリティの低下

ベース内の特定範囲(30%以内)で出来高を大幅減らしつつ、ボラティリティが低下する。2~6回ボラは、前回の約半分の上下を繰り返しながら次第に小さくなる、この時上昇時は平均以上の出来高、下落時は平均以下の出来高になる。

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 何が起きているのか。
オーバーヘッドサプライ(損益分岐点)での攻防
・高値で買って含み損の人が、損益0で売りたい。
・底値で買った人が、前回の高値圏付近で利益確定したい。
・それを利用して、機関投資家が買い集めを行う
・売りが枯れ、出来高の減少
・適切な買い場ピボットポイントとなり急上昇の始まり


【終盤】リスク管理

一貫して利益を上げるためには、利益と元本をまもらなければならない。この2つを区別しない。トレードで得た利益を、最初の資金よりも価値のないものであるように振る舞うべきではない。それは新たな元本であり、前と同じルールに従うだけだ。

 

全ての損失を10%の水準に合わせる
勝利が40%で、平均利益に対して、半分の損失を出すとき適切な利益を損失比率は、20%対10%である。

 

間違いは避けられないが、問題は間違ったままでいることだ。規律を守って損切をすること。自分が正しいかどうかよりも、利益を出す方が重要である。

 

損切する価格は、株を買う時までに決めておく。株価が損切水準まで下げた時に、迷ったり予測したりする時間はない。そこでするべき判断ではない。

 

最後に感想

どんどん先を読みたくなる投資本でした。成長株投資のテクニックだけでなく、そもそもの投資に対する心構えは取る手法に限らず、参考にできる内容でした。「私はインデックス派、長期投資派」という方も、自分とは異なる手法を取っている人がどういう思考でいるのかを学ぶにはとても良い本だと思います。

 

 

 それでもやっぱり長期投資はの人はシーゲルの赤本を。

okuriman2go.hatenablog.jp

 

というわけで今年の目標を一つクリア

okuriman2go.hatenablog.jp