米国株投資で億リーマン2号

アメリカ米国株で30歳400万円から50歳2038年までに総資産1億円を目指すサラリーマンの記録です。億り人のサラリーマンに向かってGO!!

【本】『株式投資の未来』ジェレミー・シーゲル。配当再投資戦略の赤本。これでゆっくりお金持ちになろう。

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2号です。 

 

私が米国株の配当再投資戦略を中心とすることを決めた理由は、ジェレミー・シーゲル先生の赤本こと「株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす」を読んだことでした。

 

私が興味を持って読んでいたどのブログでもオススメの書籍として紹介されており、実際に読んでみたところ、自分の求めていた投資のカタチはこれだ!と感じました。

 

 結論

『永続的に利益と配当を生む企業の株に対して再投資することが、最も大きな利益となる』という結論であると読み解きました。

 

抜粋引用 

簡単にではありますが、重要な部分を抜粋してみたいと思います。

 

これまで最高の運用成績を示したてきたのは~強力なブランドを築き上げた企業だった。

ブランドによって、価格競争に巻き込まれにくく、また値上げを行うこともできるます。

 

株主の手にするリターンは、企業の実際の増配率と、投資家の期待するそれとの格差で決まる。

これは初めて読んだときに、そうか!と思いました。株価はその企業の価値ではなく、投資家の期待値によって決まるため、それが高すぎることは 投資家自身にとっては良いことではないです。

 

上記2点から、Googleのような(消費者にとって)夢のあるハイテク企業よりも、コカ・コーラやP&Gのような(消費者にとって)退屈な生活必需品のほうが、リターンが大きくなります。

 

1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累計リターンの97%は配当再投資が生み出してきた。値上がり益(キャピタルゲイン)が生み出した部分は3%にすぎない。

これも驚きました。当時は、株=キャピタルゲインと考えていたため、考えを改めるきっかけになりました。

 

相場の変動は、投資家心理にはこたえるが、長期投資家には、利益をもたらす。タイミングを見計らう必要はなく、ただ配当を再投資することで実現できる利益だ。

心の支えにしましょう。

 

市場が悲観論にとりつかれたとき、配当を生む銘柄を買い続けるものは、結果的に誰よりも得をする。

 心の支えにしましょう。

 

再投資を通じて保有株を余分に積み増せるので、これがポートフォリオを価値下落を受け止めるクッションになる。下落局面に再投資を通じて保有株を積み増す配当の働きを、私は「下落相場の安全装置(プロテクター)」と呼んでいる。

買い増した株式は、相場がいったん回復すれば、下落に対するクッションどころではない役割を果たす。保有株数が増すほど、将来のリターンが加速するからだ。~「リターンの加速装置(アクセル)」となる。

これがこの本の核になる部分だと思います。 

 

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(出典:ジェレミー・シーゲル)

 

この図を見て、貯金ではなく株に投資し続けることを決めました。また、 目標設定の基準にしました。現金だと1ドルが200年間で0.052ドルの価値になってしまったらショックですよ。

そもそもこのグラフ、縦軸がおかしい!笑。そのくらい、株とそれ以外のアセットクラスに差があるということです。

 

 いちおう注意点

日本円から米ドル転した上で投資し、最終的に日本円での収益を目的とした場合、円→ドルの手数料、購入手数料、売却手数料、ドル→円の手数料、そして配当に対する税金などによって、理想通りにいかない点も考慮する必要があります。

しかし、それでもこれ以上に、リスクが高くない、天才的な相場の才能もいらない戦略にはまだ出会っていませんし、私はこの手法を貫いていきます。 キーワードは、ブランドと配当と折れない心ですかね。

 

赤本の名にふさわしい名著

伝えたいことが多すぎて、書ききれません。興味があればぜひ読んでいただくことをオススメします。これからも戦略がブレそうになった時、何度も読み返すであろう名著です。