米国株投資で億リーマン2号

アメリカ米国株で30歳400万円から50歳2038年までに総資産1億円を目指すサラリーマンの記録です。億り人のサラリーマンに向かってGO!!

【本】『マネーの公理』スイス銀行家に学ぶ投資の心構え

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2号です。

 

本のご紹介です。

 

 

『マネーの公理』

『マネーの公理』はスイスの銀行家を父に持つマックス・ギュンターによる、お金に対する経験をまとめた本です。具体的な投資手法ではなく、投機により勝つために書かれたものです。

 

なぜスイス?

 スイスに関して簡単に。ヨーロッパの中央に位置するスイスは、永世中立国としても有名で、長きにわたって最強の軍事力を誇るとも呼び声も高い。中世にそんなスイスには、さらに世界中から傭兵が集まるようになった。傭兵たちは、派遣先から給料を母国の家族に送金する必要があるため、為替や運用ニーズが発展し、金融にも強くなったという歴史があるようだ。

 

ということで、「マネーの公理」早速超概略行ってみましょう。

 

■はじめに:本書は賭けて勝つための本である。

トレードオフ:利益として定義できるものを増やすためには、自分の所有物や精神的な満足感をリスクにさらさねばならない。

 

■リスクについて

冒険は、危険に直面して、それを乗り越えようとすることだ。危険に直面しているとき、あなたの自然で健康的な状態は、心配事を抱えていることだろう。全ての投資は投機である=100%安全なものはない。心配になるような金額を賭けなければ、満足いく勝ちを得ることもない。

 

■強欲について

強欲とは、過剰な欲望、常にもっと応く欲しがること。自分が当初望み、期待することが許された以上に臨むこと。ほとんどの投機では、終わりを自分で決めなければならない。レースを始める前に、ゴールをどこかに決定する。

 

■希望について

 

 船が沈み始めたら飛び込め。期待したり、祈ったりしてはいけない。自分が間違っていることを認めることの難しさ。人間は自分のエゴを守ろうとする。自分が間違っていたと認める必要性から逃れ、自分が賢いことを信じるのだ。間違っていたことを認めるのを拒否することは、最悪の反応だ。

 

■予測について

人間模様はどんな方法でも誰にも絶対に予測できない。お金の世界の予測がすべて人間の行動に関するものである以上、真剣にとらえるべきではない。


■パターンについて

もしあなたがお金持ちになりたいのであれば、健全で合理的なアプローチを見出すだけでいいように思える。誰もがこのような公式を探しているが、残念ながらそんなものは存在しない。

 

■機動力について

最適なチャンスが横たわっているように見えたら、すぐ決断して、それに向かうべきだ。常に身軽に動ける状態を維持し、いつでも問題から抜け出し、迅速にチャンスをつかむための準備ができていなければならない。

 

■直観について

あなたが知っていること、考えたこと、感じたこと、経験したことなど、全ての情報が、自分の全く知らない巨大な図書館から、神秘的なほど一瞬のうちに意識に上がってくる。良い直感は、あなたが知っている何かであるが、あなたはそれをどう知ったのかを知らない。直観を感じたら、最初にすべきことは、その直感を生み出すほど巨大なデータの図書館が、あなたの心の中に存在しているかどうか、自問することである。

 

■コンセンサスについて

勝つ秘訣は、自分自身が納得するまで他人の意見を無視する。群衆がしていないことをすべきだということを、直ちに意味するのではない。大切なことは、群衆とともに賭けようがが、その反対に賭けようが、まず一人で十分に考えることである。

 

■計画について

お金に関する限り、あなたが必要な唯一の長期計画は、お金持ちになろうとする意志だけだ。唯一の準備は、株式市場の勉強をつづけることである。学ぶことと改善することを続けることだけである。

 

最後に感想

投資はある種の賭けです。しかも自分の大事な資産を用いており、精神的プレッシャーが存在します。高揚や落胆で、冷静な判断ができないことも経験してきました。先人の経験を体系的にまとめた本を読むことで、最善の状態を維持するようにしていきたい。特に「■直観について」の考え方はとても納得です。

 

 

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