【本】『賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣』これはギャンブル本ではない。予測不能な未来への賭けの考え方
2号です。
おすすめ本のご紹介です。
投資は所詮賭け
私は断言します。
投資は賭けです。
予測不能な未来にお金を預けるという意味で賭けです。
しかし正しく理解し、手法を吟味し、自分を制御すれば、長期的に非常に勝率の高い賭けです。
その中でも最も難しいのが、自分を制御することだと考えます。変則シーゲル流配当再投資戦略が最善策だと判断・選択した私にとって、あとは先20年間しっかり自分を制御することが大切です。合言葉は「株はメンタル」。
賭けならギャンブルから学ぼう
それなら、いわゆるギャンブルから学んでみよう、ということで
『賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣』
トランプのポーカーはご存知でしょうか?詳しくはググっていただくとして、運よりも技術が重要とされるギャンブルで、賞金1,000万ドル(約10億円以上)の大会もあります。
賭けの考え方に関して、非常にわかりやすく納得感があるため、ぜひ紹介したい一冊です。全部ご紹介したいところですが、その中でも特に素晴らしい一部を抜粋します。ちなみに私は、いわゆるギャンブルをほとんどしません。
一部だけご紹介
第1章 はじめに
この本の役目についてです。
本書は~収益を最大化し、多くのプレーヤーが抱える自己破壊的な傾向を予防する方法を紹介する。
『敗者のゲーム 』でおなじみですが、注意すべきは自滅による退場ですね。
第2章 賭けの考え方 プレイヤーとして成功するために必要なポーカーの思考習慣
第2章は目次が神がかっているためそのままご覧ください。
2-1 ポーカーのさまざまな現実を理解し受け入れる
2-2 長期的視野でプレイする
2-3 金を儲けることよりも正しい決断を下すことを優先させる
2-4 金への執着心を捨てる
2-5 自尊心を持ち込まない
2-6 あらゆる感情を決断から排除する
2-7 分析と改善のサイクルを継続的に繰り返す
この部分だけでも読む価値があります。
第7章 バンクロール管理
ギャンブルに不可欠なお金の管理についてです。
バンクロール管理とは単に、ポーカーを長期的にプレイするために十分な金があることを確実にする行為である。
実際にバンクロールを失うリスクだけなく、自分のバンクロールを失うことへの恐怖と向き合わなければならない
常識的に考えて賢明なバンクロールを決定し、それを順守すればよいのだ
第10章 ポーカーと人生
とばして最終章です。ポーカーを株に置き換えて読み進めました。
結局ポーカーはゲームにすぎない
あなたがもはやポーカーを楽しんでいないか、ポーカーがあなたの人生のほかの分野に悪い影響を与えているなら、あなたはポーカーに対する自分の賭けの考え方を再評価する必要がある。
ポーカーテーブルでのあなたの目的を満たすことこそが成功であり、それは必ずしも、金を儲けることではない
あなたは「決断からあらゆる感情を排除する」必要があるが、それは必ずしも、あらゆる感情をゲームそのものから完全に排除せよ、ということではない。
結局ポーカーはゲームにすぎないのだから
「株はゲーム」に異論もあるかと思いますが、生活に悪影響を及ぼさない範囲である限りは、そう考えている方がうまくいく気がします。サラリーマンとしての給料もありますので、その点は安心です。
長期投資家もデイトレーダーも読んでほしい