バフェットとジョブズの共通点
2号です。
先日、友人から得た気づきがすごく有用だったため、そのことについて書き留めておきたいと思います。
バフェットとジョブズの共通点
バフェットとは?
米国投資家なら知らない人はいないウォーレン・バフェット。世界最大の投資持株会社バークシャーハサウェイのCEOにして、2018年世界の長者番付ランキング(Forbs)第3位の株式投資界のカリスマです。
彼のエピソードでお馴染みなのは、マクドナルドのハンバーガーとチェリーコークが大好き!そして、田舎町であるネブラスカ州オハマの1958年31,500ドルで購入した家に今でも住み続けているという話です。
資産840億ドル(8兆9000億円)の人なら、好きな食べ物はトリュフ仕立てフォアグラのソテー~キャビア添え~でもいいのに。家はカリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドに50,000,000ドル(50億円以上)でもいいのに。
すみません、ちょっとふざけました。
ジョブズとは?
iPhoneを世に送り出し、現代をスマホ革命へと導いたApple社の創業者にして、イノベーションのカリスマであるスティーブ・ジョブズ。「トイストーリー」や「モンスターズインク」を作ったPixarの会長でもありました。
トレードマークのように、いつも同じ黒タートルネック(ISSWY MIYAKE)、いつも同じジーンズ(Levi's501)、いつも同じスニーカー(New Balance N991)を着用していました。
ジョブズほどのカリスマならシャツはルイ・ヴィトン、ジーンズは・・・そもそも高級ブランド知らないから出てこない。。。笑
いつも同じ服を着ているといえば、8年の任期中いつも同じスーツだったバラク・オバマ前米国大統領、グレーのTシャツを着ているFaceBookのマーク・ザッカーバーグなどもいますね。
いつも同じ服を着ていれば成功者になれるのでしょうか?意外とそれは半分正解かもしれないです。
二人の共通点は、無駄な意思決定をしないこと
莫大な資産を持つバフェットとジョブズのお馴染みエピソードから読み取れることは、「無駄な意思決定に時間と労力を割かない」です。
ここで冒頭の、友人から得た気づきとは「一日にできる意思決定量は決まっている」という内容でした。その友人は、脳科学に精通しております。
先日、一緒に飲みに行った際、服装がかなり自由な社風に勤めている私の「毎日着る服を考えるのが面倒くさくて、スーツで通勤している」という話から、広がった結論でした。
みなさんも、「面倒くさい」という感情を持ちますよね。そして、それに対してはネガティブな感情のイメージが強いです。しかしそれは、無駄な意思決定を本能的に拒絶する感情と考えることもできます。
人間には毎日無数の小さな意思決定が存在しています。朝は何を食べるか?何を着て通勤するか?中途半端な天気予報だが傘を持っていくべきか?・・・そうやって一日にできる意思決定の容量を消化していくのです。
ひどいエピソードでいえば、1円安いキャベツのために隣町のスーパーまで行く主婦、を思い浮かべてください。
大きな成功を収めた人は必ず大きな決断をしています。いや大きな決断をし続けています。そのためには、無駄な意思決定をしている暇はありません。バフェットは投資のために自分の住居に対して、ジョブズは革新のために自分の毎日の服装に対して、無駄な意思決定をしません。本人たちがどういう意思でそういった行動をしているかまでは知りませんが、非常に合理的なような気がします。
朝から晩まで好きな人のことを考えている、恋は盲目状態では、冷静な判断ができません。すぐお金持ちになりたいからといって、高いレバレッジを賭け、市場が気になり、仕事が手につかないのは最悪です。
「素人は黙ってS&P500のインデックスファンドを毎月積み立てろ」という主張も「投資について考える時間を効率化して、日々の生活を豊かにするために」と考えると、長期で高確率のリターンを望める上に、最高な判断のように思います。
シンプルに考える
そこで私の中では、「シンプルに考える」という結論に至りました。シンプルに考えるとは、少ない労力で素早く決断し、それに見合った効果をを得ること、です。
わかっていてもなかなかできないので、文字として残しておきました。