目標1億円の意味をもう一度考える
2号です。
今日は思いついたことをそのまま書いてみます。20分くらいで書きました。いつも以上に推敲してません。編集、削除もありえます。
今年の春、一つのブログが立ち上がりました。そのブログは
「スモーク」さんの「たばこ株で経済的自由」(現・株式投資で経済的自由)
このブログを注目した理由は、手持ち資産約3000万円を全てタバコ株にしている点でした。タバコ株と言えば、シーゲル先生の赤本において、配当の再投資を含めた場合に近年最も高いパフォーマンスだったのはフィリップモリス(現・アルトリア)であり、高い配当金と安定したキャッシュフローで長期投資の定番になるような業種です。
しかし、手持ち資金のすべてをタバコ株にブチ込むのはどう考えても異常です。それ故、その尖った考え方が面白さを生んでいました。しかしながら、この偏った考えをしているブログは、その文面や銘柄分析から、しっかりとした考察の上でその手法を取っているように思え、隅々からクレバーさを感じずにはいられませんでした。
そしてつい先日、そのスモークさん、実はオーストラリア株を主力としたブログを運営し、すでに1億円を突破している億り人であり、経済的自由を達成しているとの告白がありました。後付けにように聞こえますが、私が感じていたクレバーさの理由に合点がいくことになったのです。
10月に転職しました。日本企業は私には無理で半年しか持ちませんでした(笑) 転職を記念して、この「スモーク」という投資家の本当の姿をさらします。私は豪州に7年住んでいて豪州株を運用していました。豪州株が私のポートフォリオの主力です。経済的自由は達成していますhttps://t.co/HAnLcyS9Qy
— スモーク@資産1億配当年間300万 (@tobaccoinvestor) October 5, 2018
そして昨日から今日にかけて
『一つの大きな目標である資産1億円は達成したのですが、達成感というよりも正直思ったのが「1億円じゃ中途半端だな」ということです。』
との記事を出されました。
この記事を読んだ私は、「億り人」という自分の目標設定について改めて考えさせられることになりました。
長い前置きにになりましたが、これがいまこの記事を書いている理由です。頭がクリアなうちにダーっと書いています。
私のブログは、普通のサラリーマンが億り人になる過程の記録であり、それを皆さんに見守り、監視していただき、楽しんでもらうためのコンテンツです。
金融資産1億円以上の世帯は、日本の中でも2.3%しかいません。それでも、年利3%で運用したところで年間300万円の収入となり、これだけでは裕福な生活はできません。
また、日本はデフレにより円の価値が相対的に下がり続けています。例えば日本の平均年収は450万円程度ですが、世界では20位前後、アメリカは700万円程度です。また、世界で販売されているマクドナルドのビックマックの価格による比較、通称ビッグマック指数では、1位スイス6.76ドル、5位アメリカ5.28ドル、日本は35位3.43ドルで、タイよりも低い順位です。つまり、1億円の資産は日本国内では裕福かもしれませんが、それだけでは生活ができないし、先進国に出ていけば大した金額ではないのです。
では、なぜ私は1億円の資産を目標としてかかげたのか?それはキリがよいからです。また誰が見てもわかりやすい目標だからです。そして一度でいいから1億円を見てみたかったからです。そう、この目標は、目的ではなく、手段なのです。
私の人生における本当の目的は、年収にとらわれず、自分のやりたいことをやることです。そのために1億円という資産による不労所得で、少しでも生活と安定させたいのです。
やりたいことがあるなら今すぐやれ、という声もあるかもしれませんが、そこは性格の問題もありますので。。。現在サラリーマンとして大企業に勤めています。これは高い年収、優秀な人材、体系化されたノウハウ、失敗できる環境、があることでスキルを磨き、人生の勝負所で勝率をあげるためです。
そんなわけで、手段の目的化には気を付けて、今後も投資を続けていきたいです。私にとって投資はどんなゲームよりも楽しく、趣味になっています。銘柄に愛着を持つことや投資自体を目的にしてしまう罠には十分注意しながら、好きこそものの上手なれの精神で、億り人を目指して邁進していきたいです。